患者さんへの情報公開

患者さんへの情報公開

未承認薬等の使用に関する情報公開

 

 医薬品及び医療機器は、法律(医薬品医療機器等法)に基づいて厚生労働省で承認された方法で使用することが求められます。しかし、治療の必要上、承認内容とは必ずしも一致しない方法で使用すること(適応外使用等と言います)もあります。その場合は、病院内の会議(未承認新規医薬品等審査会)で、使用の必要性があるか、有効性・安全性等の面から問題がないか等を審議し、承認した上で使用することとしています。
 上記により承認の上、適応外使用等を行う場合、通常は、医療者が文書又は口頭で説明し、患者さんの同意を得ます。しかし、科学的に相当の根拠があり、倫理的な問題が極めて少なく、患者さんに有益であると考えられる使用の際は、文書又は口頭による説明・同意取得を例外的に簡略化することを、病院内の会議で承認しています。未承認新規医薬品等に関する情報を公開することで、患者さんに拒否の機会を保障しています。
 個々の承認内容について詳しくお知りになりたい場合や拒否されたい場合は、各治療の説明資料に記載された問い合わせ先までお知らせください。

承認された治療法

未承認薬等の名称 診療科等 分類 承認日
高濃度注射用カリウム製剤 全診療科 適応外使用 2015年9月30日
ピオクタニン 全診療科 院内製剤等 2022年8月23日
メトトレキサートの毒性軽減目的で使用するホリナートカルシウム
(ロイコボリン注)の代替薬としてのレボホリナート製剤の使用
血液内科、整形外科、小児科、膠原病・リウマチ内科、総合診療科、泌尿器科等 適応外使用 2023年8月22日
画像検査における鎮静剤の使用(成人) 全診療科 適応外使用 2024年3月27日
せん妄に対する薬物療法におけるクエチアピン、リスペリドン、ハロペリドール、ペロスピロン、ヒドロキシジンの適応外使用 全診療科 適応外使用 2024年3月27日