せん妄に対する薬物療法におけるクエチアピン、リスペリドン、ハロペリドール、ペロスピロン、ヒドロキシジンの適応外使用

せん妄に対する薬物療法におけるクエチアピン、リスペリドン、ハロペリドール、ペロスピロン、ヒドロキシジンの適応外使用

実施内容 せん妄に対する薬物療法におけるクエチアピン、リスペリドン、ハロペリドール、ペロスピロン、ヒドロキシジンの適応外使用
対象患者 当院でクエチアピン、リスペリドン、ハロペリドール、ペロスピロン、ヒドロキシジンによるせん妄治療が必要な患者
承認日 2024年3月27日
実施期間 承認後から永続的に使用(もしくは保険承認されるまで)
目的・概要 せん妄は、原疾患に身体的・環境的な負荷が加わり、一時的な意識障害や認知機能の低下が引き起こされた状態です。その頻度は高く、環境調整や薬物療法により対処します。薬物療法としては適応外使用ではあるものの抗精神病薬を中心に行います。厚労省 保医発 0928 第 1 号 23.9.28 付通知より、 器質的疾患に伴うせん妄・精神運動興奮状態・易怒性せん妄に対する処方としてハロペリドール、クエチアピン、ペロスピロンが記載され、社会的にも認知されていますが、その使用は適応外使用にあたります。 また、これら薬剤を使用できない場合はヒドロキシジンを使用します。
予想される不利益と対策 各薬剤の添付文書に記載された用法用量に準じて治療を行うため、一般的に想定される副作用と同等と考えられます。本剤施用に伴う有害事象などの健康被害が生じた場合は、適切な診療と治療を行います。
問い合わせ先 大阪公立大学医学部附属病院 新規技術・医薬品審査部
TEL:06-6645-2121(代表)