院内ニュース

2025年10月14日

小児科病棟で「フシギがいっぱい!おもしろ科学実験」が開催されました。

大阪科学技術センター サイエンスラボ ~「フシギがいっぱい! おもしろ科学実験」~

大阪科学技術センター サイエンスラボの講師の方たちによる出前科学教室として 小児科病棟で「フシギがいっぱい! おもしろ科学実験」が開催されました。

「極低温」のふしぎな世界をテーマにした科学実験で、病院内でもおなじみの液体窒素を使った色々な実験や空気砲の工作を通じて、理科や科学に触れる時間を過ごすことができました。

参加された患者さんから楽しかったとの声が多数出ており、急遽今年度中に開催を依頼することが決まりました。

液体窒素が実験容器に移し替えられました。
液体窒素とは、液体状態にある窒素のことで、沸点がマイナス196℃という超低温の液体です。
いよいよ実験の始まりです。

「ゴムボール」「風船」「バナナ」が液体窒素の中に入れる実験です。
極低温に触れた物体の変化に、参加された皆さんから驚きの声が上がっていました。

エジソンは、白熱電球のフィラメント材料に電圧をかけると、明かりを灯すことを発見しました。
シャープペンシルの芯に数ボルト程度の電圧を徐々に上げていくと、芯全体が明るく光りました。

空気中では、芯の炭素が燃焼してすぐに切れてしまいましたが、液体窒素を使うことで酸素のない状態を作り実験を行うと、芯は燃焼せずに直視できないほど明るく光り続けていました。

液体窒素の性質を利用しフィルムケースロケットや蒸気噴火の実験を行いました。
膨張したガスで一瞬に何も見えなくなり、驚きの声や歓声が上がるなど病棟の空気も一気に沸点を超えました。

空気の力を利用した空気砲です。
参加者には紙コップとプラスチックコップが配られ、それぞれが工作しました。押し出す力の強弱で渦輪が変化し、お子様も大人も職員まで夢中になっていました。