院内ニュース

2024年2月19日

青森県宮下知事が当院を訪問されました

  令和6年2月19日(月)、青森県宮下宗一郎知事、五戸町長、地域医療研修受入病院の副病院長など関係者の方々が当院を訪問され、当院病院長、卒後臨床研修センター長、青森県で地域医療研修を行った研修医とで地域医療について意見交換会が行われました。

青森県と当院初期臨床研修医との意見交換会

  当院2年次研修医は、1か月間地域医療研修を青森県内の協力病院で行うことができます。本地域医療研修は、平成19(2007)年度から始まり、今年度は24名が研修を行いました。これまで353名が青森県内で研修しています。今回、青森県からは宮下知事、若宮五戸町長、小川良医育成支援特別顧問、木村大間副病院長をはじめ9名の方々がお越しになりました。

  当院から、中村病院長、首藤卒後臨床研修センター長、栩野准教授、事務部門並びに今年度青森県で地域医療研修を終えた研修医など、20名が参加しました。

  意見交換会では、研修医からは「患者さんごとに社会背景や退院後の生活を考えながら、治療にあたるということを学んだ。」「世代の近い先生方が多く、楽しく研修することができた。」「先生方にご馳走になったお寿司の味は忘れません。」「地域医療の現状や、医師患者間の関わり方、また、地域医療の問題点などを実感することができた。今後、地域医療に携わろうと考えるきっかけになった。」など、風土や言葉の壁、研修での厳しさや楽しさについて活発な発表が行われました。

  宮下知事は研修医の発表を熱心にお聞きになり、「今後も多くの医師の方に青森に来てほしい。」とのお言葉をいただきました。
首藤センター長からは「青森の研修では、過疎地域での医療行為ということもあり、医師の仕事の重要性に気付かされる。地域の人々との交流を通じて各々が感じたことを忘れず今後も頑張ってほしい。」と激励の言葉がありました。

  本研修は、来年度も実施予定です。若い医師が地域医療の現実を、身をもって感じられる貴重な機会であり、医師の地域偏在や、日本全体で良医を育成していく取り組みとして非常に有益です。青森県での、この研修が医師人生の糧となり、今後大きく活躍してくれることを期待しております。