院内ニュース

2024年1月17日

当院の会計窓口待ち時間削減への取り組みをご紹介します!

大学病院は会計の待ち時間が長い・・・とよく言われます。

そこで大阪公立大学医学部附属病院では、2018年より医事運営課チームが会計窓口の待ち時間削減に向けて様々な対策に取り組んでまいりました。

 

大学病院の会計システムって…?

診察後、【計算受付窓口】にて診療費計算を行い、その後【会計窓口】または【自動精算機】にて医療費のお支払いをしていただきます。
中でも【計算受付窓口】では、保険証・医療証の確認作業等により、長時間患者さんをお待たせすることもありました。

今回は、【計算受付窓口】混雑解消のために、取り組んだ内容をご紹介させていただきます!

 

~待ち時間解消への4つの取り組み~

  • ① 保険証確認カウンターと受診科窓口による保険証の事前確認
    ② 分散会計の導入
    ③ 登録・利用料が無料の医療費後払いシステムの導入
    ④ 誘導担当者の配置と整列管理

 

① 保険証の事前確認(保険証確認カウンターと受診科窓口)

1階中央計算受付での保険証確認業務軽減のため、1F・2Fに保険証確認カウンターを設置し、各科外来診療科窓口でも保険証確認ができるようにシステムを導入しました。これにより診察の待ち時間にも保険証の確認ができるようになり、1階窓口での確認作業が大幅に減少しました(1日あたり約560件減少)。


<保険証確認カウンター>

 

② 分散会計の導入

【計算受付窓口】を、2021年1月に女性診療科外来、2022年10月に整形外科外来にそれぞれ設置しました。これにより、この2つの外来では、1階の【計算受付窓口】に並ぶことなく、そのまま受診した診療科窓口で診療費の計算ができるようになり、計算後はすぐに自動精算機もしくは会計窓口でお支払いして帰宅いただけます。


<女性診療科外来の計算受付Box>

<整形外科外来の計算受付Box>

 

③ 登録無料の医療費後払いシステムの導入について

2023年1月に登録料・利用料無料の医療費後払いシステムを導入しました。
クレジットカードを事前登録していただくと、【後払い専用窓口】で黄色の会計ファイルを提出するだけで、その後の会計を待たずにすぐご帰宅いただけます。

登録者は現在4300人(2023年12月末現在)を超え、患者さまからも「待ち時間がなくなって助かる」「はやく帰れて嬉しい!」など多数のお声を頂戴しております。


<後払い専用窓口>

<後払いサービスの利用案内>

 

④ 誘導担当者の配置と整列管理

【計算窓口】は通常3つ開放していますが、整列用パーテーションのポールに緑・黄色・赤ラインを付けて待ち患者数を会計窓口より目視で確認できるようにしました。赤ラインまで患者さんが並んでいたら、窓口を6つに増やすなど臨機応変に対応できるようにしています。

また混雑時は誘導スタッフを配置し、空いた窓口にスムーズに患者さんをご案内します。


<色別で窓口の開放数を増やします>

<混雑時のスタッフ配置の様子>

 

上記の取り組みの結果、毎年行っている患者満足度調査では、取り組み前には58%だった会計満足度が、2021年には74.6%まで上昇しました。

大阪公立大学医学部附属病院では、今後も皆様にご満足いただける病院を目指してスタッフ一同力を尽くしてまいります。引き続きご理解・ご支援の程よろしくお願いいたします。