手術支援ロボット ダ・ヴィンチXiのご紹介
ダヴィンチXi 3台体制で高度な低侵襲手術を実現
当院では、最先端の手術支援ロボット「ダヴィンチXi」を3台体制に拡充しました。平成26年3月に初めてダヴィンチSiを導入して以来、令和2年には最新モデルのダヴィンチXiを2台に増設し、さらに令和6年7月より3台体制となりました。
この充実した設備により、毎日複数の症例に対応できる体制を整えています。
ダヴィンチとは
ダヴィンチXiは、低侵襲で複雑な手術を可能とする最先端の手術支援ロボットです。
患者さんの身体に小さな穴をあけて、ロボットアームと内視鏡を挿入し、医師がサージョンコンソールと呼ばれる操縦席に座り、モニター映像を
見ながら遠隔で手術を行う身体に優しい低侵襲手術です。
ペイシェントカート
ピジョンカート
サージョンコンソール
ダヴィンチ手術のメリット
繊細で精密な手術
手振れ補正機能と精密な操作性により、狭い部位でも正確な手術が可能
3D立体視と拡大視野
最大15倍まで拡大可能な3Dカメラにより、精密な視野での手術実現
患者さんへの負担軽減
・ 小さな切開創(1〜2cm)で手術が可能
・ 出血量の大幅な低減
・ 術後の痛みが比較的少ない
・ 神経などの重要組織を温存しやすい
・ 早期回復・早期社会復帰が期待できる
当院の強み
全診療科対応
泌尿器科、消化器外科、心臓血管外科、婦人科(女性診療科)、呼吸器外科、肝胆膵外科、耳鼻いんこう科など、保険適用されているすべての診療科でロボット支援手術を実施

豊富な症例数
全国でも有数の症例数を誇り、経験豊富な医療チームが対応

安全への
徹底した取り組み
定期的なシミュレーショントレーニングの実施と継続的な改善

安全への取組
当院では新たなロボット支援手術を導入する際には、委員会で審議し、執刀医の経験やチーム体制を厳正に評価しています。また、医師・看護師・臨床工学技士を含む多職種チームで定期的にトレーニングを実施し、起こりうるトラブルへの対応力を常に高めています。
患者さんへ
「手術を受けて良かった」と感じていただける医療を目指し、私たちは日々技術向上に励んでいます。低侵襲で安全、そして質の高い手術をご提供するため、常に切磋琢磨しております。
ロボット支援手術についてご質問やご不安がありましたら、どうぞ各診療科へお気軽にご相談ください。最先端の設備と経験豊富な医療チームが、患者さん一人ひとりに最適な医療をご提供いたします。
ダヴィンチによるロボット支援手術の費用負担(令和6年6月現在)
当院では、ダヴィンチによるロボット支援手術は以下術式が保険適用となっております。
詳細につきましては各診療科にお問い合わせください。
その他の疾患・術式については、保険適応ではないため自由診療となり、全額自己負担となります。
また、入院・手術に関わる費用は年齢や年収、健康保険制度によって異なります。
- 保険適用術式
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- 鏡視下咽頭悪性腫瘍手術(軟口蓋悪性腫瘍手術を含む。)
- 鏡視下喉頭悪性腫瘍手術
- 胸腔鏡下拡大胸腺摘出術
- 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(区域切除)(肺葉切除又は1肺葉を超えるもの)
- 胸腔鏡下縦隔悪性腫瘍手術
- 胸腔鏡下良性縦隔腫瘍手術
- 胸腔鏡下食道悪性腫瘍手術
- 縦隔鏡下食道悪性腫瘍手術
- 胸腔鏡下弁形成術
- 腹腔鏡下胃切除術
- 腹腔鏡下噴門側胃切除術
- 腹腔鏡下胃全摘術
- 腹腔鏡下肝切除術
- 腹腔鏡下膵体尾部腫瘍切除術
- 腹腔鏡下膵頭部腫瘍切除術
- 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術
- 腹腔鏡下副腎摘出手術
- 腹腔鏡下副腎髄質腫瘍摘出手術
- 腹腔鏡下直腸切除・切断術
- 腹腔鏡下腎悪性腫瘍手術
- 腹腔鏡下腎盂形成手術
- 腹腔鏡下膀胱悪性腫瘍手術
- 腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術
- 腹腔鏡下子宮悪性腫瘍手術(子宮体がんに限る)