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2023年9月29日
大阪公立大学医学部では、早期臨床実習として、附属病院を受診する初診患者さんに帯同し、患者さん目線で大学病院の診察を体感するという実習を行っています。実習は、8月21日(月)~25日(金)の5日間にかけて行われ、合計89名の医学科3年生が参加しました。
「患者さんはどんな気持ちで病院の診察を受けるのだろう。」
これは医療従事者にとって、非常にたいせつな視点であり、患者さんも自らの疾患や病院受診に対しての不安を医療従事者に理解してほしいと願っているはずです。この実習では、附属病院に来られた初診外来患者さんに医学部生が自ら声をかけ、一日帯同させていただきます。
初診手続きから会計終了までの一連の流れを一緒に経験することで「患者さんの立場や目線」を感じ「将来、患者さんとのコミュニケーションをスムーズに行えるようになる」ことを目的としています。
朝8時10分からのオリエンテーションでは、当日の注意事項や先輩医師からアドバイスがあり、いざ附属病院へ。そこから外来初診患者さんの「院内ガイド」が始まります。
最初は表情が硬く、患者さんとのコミュニケーションをどのように図ればいいのか戸惑っている医学生もいました。しかし初診受付や診療科などを聞かれ、受け答えをしていく中で、徐々に笑顔でコミュニケーションをとる姿もありました。また患者さんから附属病院来院へのいきさつや現在の心配事などを聞いている様子も伺えました。
小さいお子様連れのお母さんとのアテンド時にはベビーカーを積極的に運んだり、介助が必要なときには適切に対応したりと流石は医学生。よく気がつき、積極的に実習に取り組んでいました。今回の実習の経験をこれからも忘れず、医師になったときにはこの体験を活かして素晴らしい医療従事者となっていることを切に願います。
本実習にご協力いただきました皆様、本当にありがとうございました。
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