研修生/修了者からのメッセージ

研修生/修了者からのメッセージ

2022年度

  • 浦田 仁史

    救命救急センター・ECUに所属し特定行為を実践しています。当院は、三次救命救急センター指定病院であり、高エネルギー外傷・広範囲熱傷・心筋梗塞・脳卒中など、緊急性が高く重篤な患者様の受け入れを行っています。高度な侵襲を受けた患者様の治療は長期に及ぶ為、患者様の側でケアを行う看護師の存在は重要であると考えています。
    特定行為研修を受講し、医師の思考過程や臨床推論を学べたことで、より質の高い看護実践につながっていると日々実感しています。当院には多くの特定看護師が在籍しており、活動報告会などを通して日々学びを共有しています。
    仲間から学び、仲間と共に、最高の看護を提供していきたいです。
  • 奥田 美玖

    私は、以前HCUに配属となりCovid-19の重症患者の対応をした際に自身の経験・知識の不十分さを痛感しました。病態の変化や疾患のアセスメント力を向上させ、医学・看護の視点から自信を持って看護ケアを提供したい、学んだことをスタッフ育成に繋げたいと考え特定行為研修の受講を決めました。
    現在外科病棟に配属となり、特定行為研修で学んだ臨床推論や医師の思考過程をもとに安全で質の高い医療を提供できること、また些細なことでもすぐに対応できるよう医師・看護師の橋渡しとして活躍したいと考えています。
  • 小川 崇子

    COVID-19重症患者さんの受け入れ病棟で、治療や看護を通して、自分の知識や経験が及ばず無力感ばかり残りました。常に患者さんのそばにいる看護師だからこそできることがあると考え、看護師特定行為研修を受講しました。
    研修では、ケーススタディやシミュレーション実習を通してより深く包括的にアセスメントすることを学びました。臨地実習では、複数の基礎疾患や高齢化など患者さんの個別性を踏まえた特定行為の実践は非常に難しく、患者さんの回復促進のために多職種で協働することの大切さを実感しました。患者さんの早期回復の力になれるよう努力していきます。
  • 木村 千絵

    集中治療センターでおもに術後や呼吸不全などで人工呼吸器管理を必要とする患者様に対して特定行為を実施しています。集中治療センターには現在7名の特定看護師が在籍しており、刺激を受ける心強い存在です。
    私はまだ新米で自分の行う行為が患者様にとって最善であったか不安になることも多いですが、医師や先輩特定看護師の指導受けることができるため、安心して行うことができています。また、特定行為研修で学んだことは、直接的な特定行為の実践だけでなく日々の看護やアセスメントにも活きています。これからも患者様が安心、安全、安楽に過ごせるように頑張っていきたいです。
  • 谷山 寶

    私は急性・重症患者看護専門看護師として、生命の危機に直面する患者様が一日でも早くその状況を乗り越え、回復するために看護実践をおこなっています。特に人工呼吸器装着中の患者様には、特定行為実践の一つとして鎮静剤の調整や人工呼吸器の設定変更などをタイムリーにおこない、患者様の苦痛を緩和し、早期の人工呼吸器離脱を目指します。常に患者様のそばにいる看護師が特定行為をおこなうことで、QOLを重視した看護実践につなげるとともに患者様のアウトカム向上に寄与するよう努めております。また、チーム医療において多職種間の調整役割を担い、患者様やご家族に最善の医療が提供できるよう努めております。
  • 萬代 嘉子

    私は2022年度に看護師特定行為研修を修了しました。少子高齢社会の動向で、特定看護師に求められる役割も変化していくのではと予測します。そのような中でも、私自身は看護師としての本来の役割も忘れないこと、高度先進医療を担う大学病院の特定看護師に求められるものを解釈し、知識と経験の習得に励みつつ柔軟に行動することを心掛けています。患者のみなさまが、安全・安楽を最優先の上で適切なタイミングに治療が受けられるよう、特定行為を実践していきたいと考えています。その結果、関わる医療従事者の負担の軽減にも繋がればと思います。
  • 阪口 綾香

    当院には、急性期から慢性期、終末期と幅広い病期の循環器疾患の患者様がおられ、最新の高度な医療が提供されています。重症化したり、緊急対応が必要な場面も多く、患者様の病状や、病期に応じてチーム医療を展開すると共に、看護師には的確な観察とアセスメント力が求められています。
    私は心不全認定看護師として専門的な看護実践を行うだけでなく、院内全体の循環器看護の質の向上に取り組む役割があり、より専門的な知識と技術を学ぶために特定行為研修を受講しました。認定看護師であることを強みに、研修中に学んだことを活かし、より良い医療、看護が提供できるよう努めていきたいと思います。
  • 野々瀬 由佳

    特定行為研修を受講後、患者さんに治療と看護の両側から関わることができると実感しています。特に、感染症診療は感染対策と治療、患者教育が重要です。 感染症はどの診療科にも発生する疾患ですが、専門家は少なく、現場では、悩み事が多い分野であると思っています。
    研修終了後は、あれ?これで大丈夫?と疑問に感じるときには、フィジカルアセスメントや検査結果を踏まえて医師に、より専門的な視点から相談する機会が多くなりました。さらに、感染をコントロールするために、患者さんの今の状態だけではなく、今後の生活を見据えた最適な治療と看護について、考えるようになりました。医師と連携が強化できることで、私自身が「専門的知識を活用した看護」のやりがいがいを感じています。
  • 藤井 昭人

    感染管理認定看護師教育課程のB課程として特定行為研修を修了しました。私でこの特定行為区分を修了した看護師が3名となりました。感染症専門医が複数いる当院では、「感染に係る薬剤投与関連」の実践は難しいところもあり、現在どのような実践活動が行えるか鋭意検討中です。しかしながら、特定行為研修で感染対策を実践、指導していくには感染症診療の思考過程の理解が不可欠であると学びました。こういった臨床推論や感染症診療の考え方を感染対策にうまく活用していくことで、感染対策と感染症診療の両輪が上手く回していけるように活動していきたいと思います。

2021年度

  • 今中 美咲

    近年高齢化が進んでおり、患者さんの病態は複雑化しています。またCOVID-19感染による重症肺炎も深刻な問題となっています。私は高度医療を安全にかつ質の高い看護を提供するために、患者さんの状態を包括的にアセスメントする必要な知識や技術を学ぶため、特定行為研修を受講しました。患者さんが1日でも早く元の生活へ戻れるよう、医師と連携し、個別性のある医療を提供を心がけています。
  • 大窪 恵子

    私は摂食嚥下障害看護認定看護師で、「栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連」の特定行為研修を終了しました。摂食嚥下障害をもつ患者さんは、口からだけでは十分な栄養水分を取ることが困難な場合が多いです。「食べる」ことは元気の源であり、安全な方法で食べ栄養水分の過不足がないか注意深く観察する必要があります。専門的な知識と技術を提供し「食べる喜び」を分かち合うことができるのは、特定認定看護師だからこそできることと思っています。
  • 木澤 英里香

    近年、世界的に流行しているCOVID-19の重症患者を対応する機会があり、その際、私自身の知識不足を痛感したため、看護師特定行為研修の受講に至りました。
    苦手意識のあった、呼吸器管理や血液ガス分析を学び理解できたことで、自分の自信にも繋がり、実際に患者に対し特定行為を行うことで、患者の病状が安定した時は、普段の看護だけでは体験できない達成感があります。
    現在勤務している外科病棟は、医師が手術等で病棟にいない時間がたくさんあるため、その医師に代わり特定行為を行うことで、患者の医療に滞りがないよう、支援していきたいです。
  • 三宅 好樹

    私は、2021年に他施設の教育プログラムにより、特定行為(術中麻酔管理領域)を修了しました。
    安全な特定行為を実践するための臨床推論、病態の変化や疾患をいち早くアセスメントし、必要な治療を理解したケアへ導くための基本的能力の向上。さらに、患者の意向や生活の質に配慮しつつ、病態に基づいたケアを行うことが役割であると考えます。
    看護の本質・倫理観を大切にし、実践的な理解力・思考力及び判断力、並びに高度且つ専門的な知識・技術を継続的に養っていくことで、質の維持・向上が図れ、安全で安心した特定行為実践・周術期看護に繋がると考えます。

2020年度

  • 甲斐 教子

    2021年度に特定看護師となりました。
    コロナ重症患者さんに対して特定行為を通してより良い医療や看護が提供できるように日々取り組んでいます
  • 川嶋 沙紀子

    私が所属している部署では主に肝胆膵外科の患者さんが入院されています。そのなかで多くの方が糖尿病を抱えて手術を受けたり、膵腫瘍などが原因で高血糖となり、インスリン導入される患者さんが多くおられます。そのような患者さんに対して、糖尿病コントロールチームの医師とともにインスリン投与量の調整を行ったり、周手術期の血糖コントロールや指導を行なっています。
    また、病棟全体の知識の向上とより良い退院指導を目指して、スタッフに対して学習会を行なっています。
  • 木下 浩子

    ICU・CCU所属の木下浩子です。
    特定看護師になって2年目になりました。まだまだ新米で、特定行為を患者さんに行った後は、患者さんの状態に変わりがないかな、しんどくないかなと心配になります。しかし、周囲のスタッフが特定行為をしやすい環境を作ってくれることで、安心して特定行為が行えています。患者さんが安楽に入院生活を送ることができるように、一緒にがんばりましょう!
  • 山城 珠希

    救命救急センターで特定行為を実践しています。救命救急センターでは、様々な疾患をもつ人工呼吸器装着中の患者様の病態をアセスメントし、患者様の苦痛が緩和されるよう呼吸器設定や薬剤の調整を行っています。特定看護師の強みは、看護の視点をもち、医行為を行えることだと感じています。患者様のリハビリや日常生活援助に合わせて介入し、苦痛の緩和、早期回復に寄与できるよう頑張っています。また、看護師への知識の提供や医師とのディスカッションを行うことで、看護師と医師の架け橋となれるよう頑張っています。
  • 吉原 紫織

    特定看護師研修で医療知識を学習して実際に介入することで、患者さんの見方が変わり、看護の幅が広がったように感じます。日々医師や先輩看護師からご指導をいただきながら楽しく活動しています。少しでも興味がある方がいればいつでも話を聞きに来ていただけると嬉しいです。

2019年度

  • 江尻 加奈子

    インスリンは種類や使用頻度が増加しつづけており、安全に扱うことの大変さを看護師は日々感じているのではないでしょうか。インスリン量は医師が前もって血糖値や食事量を予測して指示しますが、実際の注射場面では予測外のことがしばしばあります。そんな時インスリン調整ができる看護師がいれば患者さんも現場のスタッフもどれだけ心強いでしょう。
    一緒にインスリン調整の匠を目指してみませんか。
  • 岡田 恵代

    「多くのことを学べる環境がすぐそこにある!!」
    感染管理認定看護師になって12年目、感染管理において切っても切り離せない感染症診療について改めて学ぼうと思い、特定行為研修に参加しました。
    ~自施設での実習~
    普段から一緒に仕事をしている医師に指導していただきました。
    こんなにじっくりと症例を振り返ったのはいつぶり?と反省しましたが、その実習を通して、医師の視点や判断の過程、患者様にとっての最良の治療の選択などに触れました。
    ~研修修了後に取り組んだこと~
    まず、看護師の院内研修のあり方を見直しました。
    これまでは、研修内で基本的な概念について説明することが多かったのですが、そこを事前学習に変更し、研修では臨床推論を取り入れ、症例検討に力を入れるようにしました。
    また、抗菌薬適正使用に向けた多職種ラウンドでは、医師への治療支援だけでなく、看護師にも感染症の原因、経路、治療をわかりやすく説明し、その患者様に必要な感染対策を一緒に考えるという支援をしています。「知ること=楽しい」患者様の病態を理解し、何が必要か考えることは、非常に充実した時間であり、それが看護師の楽しさだと思います。
    ~これからの目標~
    当院には感染症専門医が複数いますので、医師が中心となって感染症診療に取り組んでいます。看護師に求められる役割は、適切な診断・治療が行われるように、患者様を観察し、的確な情報を医師にフィードバックすることです。今後は、院内研修だけでなく、OJTを通して臨床推論の考え方を伝えていきたいと考えています。また、院内だけでなく、地域医療機関への支援も求められます。地域医療機関では、感染症専門医がまだ十分にいないのが現状で、だからこそ特定行為の活躍の場が多数あります。今後は、地域医療機関への支援も積極的に行っていきたいと思います。

2018年度

  • 井上 玲子

    私が所属する救命救急センターでは患者様の病態変化に合わせて主に人工呼吸器の設定の調整と呼吸管理を受ける患者様の鎮静剤の調整を行なっています。適時・適切なタイミングで介入できるよう日々患者様と向き合い、患者様が自身の力を活かし少しでも早く社会復帰できるよう努めています。
  • 岸田 里美

    救命救急センターでは、初療搬入や重症患者対応で在室患者へのタイムリーな診療提供が困難なことがあります。臨床推論を用いて病態を判断し、主に重症患者の人工呼吸器の設定変更や鎮静薬の調節を行い、患者様の重症化を防ぐとともに早期回復を目指しています。多職種連携の仲介役としてチーム医療を推進し、また看護師のアセスメント能力向上のための育成に取り組んでいます。
  • 木村 亜未

    「ADLの維持、QOLの向上を目指して」
    私は、患者様が1日でも早く元の生活に戻れるように人工呼吸器からの離脱のタイミングを逃さないように心がけています。
    そのためにはできるだけ早期から多職種や特定看護師らと協働し、人工呼吸器離脱に向けた取り組みを行っています。
  • 藤野 託矢

    特定看護師として、患者さんの病態、病状、ADLなど個別性に合わせた看護・医療を、臨床推論や専門的知識を用いてアセスメントし、タイムリーかつ安全に提供することで、患者さんの小さな変化も見落とす事なく対応し、苦痛の軽減、早期回復に努めていきます。

2017年度

  • 阿部 美佐子

    患者の現在の身体的状態を判断、行われている治療による影響を推測し、ケアに活かす
    患者家族自身の理解を促し、医療チームの連携を保つ

    これら看護実践に特定行為研修が活きてきます!
  • 井上 佳世

    私は2017年度に特定行為研修を修了し、2018年から救命救急センターで主に人工呼吸器関連の特定行為を実践してきました。患者さんに苦痛がなく適切なタイミングで人工呼吸器の調整を行い、早期に人工呼吸器を離脱できるように特定行為を行いながら看護ケアを実践しています。
  • 川端 祐子

    ICUでは主に人工呼吸器管理に関連する特定行為を行っています。看護師として患者さんが集中治療を必要とする状態から少しでも早く回復できるように、せん妄や廃用症候群を起こさずに速やかな回復過程をたどれるように、医師と意見交換しながら実施しています。
    患者さんの側にいる看護師だからこそ、呼吸器や薬剤の細やかな調整ができていると思って活動しています。
  • 嶋田 真弓

    看護の専門性と医学的側面を併せたケアや特定行為を迅速に判断・提供し、患者様一人ひとりに合わせた質の高い医療を目指して日々活動しています。どんなことでもお気軽にご相談ください。